お話
2023.01.20
【厄】の起源については数えきれないほどの説がありますが、
遅くとも平安時代から「はらうべきもの」として存在していたようです。
では、【厄】はどこからやってくるのでしょうか。
仏教の大原則は因果応報です。善い行いも悪い行いも、その結果は我が身で受けるほかありません。
つまり、【厄】と呼ばれるモノの種は己の心中に存在しているのです。
おごりや慢心を抱くことなく、善く生きる。
その決意表明を神仏の前で行うことこそ、【厄ばらい】に繋がるのではないでしょうか。
また、願いを叶えるためには3つの力が必要だとも言われます。
【功徳力(くどくりき)】と【如来加持力(にょらいかじりき)】と【法界力(ほうかいりき)】、この3つを【三力(さんりき)】と言います。
功徳力は「我々が積み上げた善い行いの徳の力」、如来加持力は「仏さまが生きとし生けるものを救いたいと願う力」を指します。
最後の法界力は、先の2つを結びつけるものです。いわゆる「流れ」や「機」「運」などとご理解ください。
【如来加持力】は、常に皆さま一人一人に降り注いでおります。
たとえ一度も仏さまに手を合わせたことがなかったとしても、です。
何かモノゴトがうまく運ばなかったときは、ご自身の【功徳力】を高めながら、【法界力】が巡ってくることを待ちましょう。
自身の【功徳力】を高めるためには
https://www.nakayamadera-kezoin.or.jp/news/31
【厄除け/厄払い】のご祈祷について